
![]() | ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2 [DVD] (2011/11/16) ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント 他 商品詳細を見る |
<感想>J・K・ローリング原作によるファンタジーシリーズ第7作の第2部にして完結編。
魔法界を善と悪に二分した戦いは本格的な全面戦争に突入。
宿敵・ヴォルデモート卿とハリー・ポッターの最終決戦を壮大なスケールで描く。
(「キネマ旬報」データベースより)
先に告白しておきます。
すみません、私ハリー・ポッターシリーズの映画、賢者の石しか観てませんw
死の秘宝PART1すら観ていないのにPART2を観るという傍若無人ぶり。
でも王道ファンタジーは展開も王道を外れないので、
途中の話を見なくてもある程度話は掴めました。
やっぱりこういう大作系は外れがないですね。
盛り上がりどころあり、はらはらする場面あり、歓喜する場面ありで楽しめました。
ただ、【マルフォイは最後裏切ったまま終わるんかい】というのがちょっと後味悪いところ。
魔法戦争って熱いですね。盛り上がりますね。
思い出したらなんかまたファンタジー系が観たく(あるいは読みたく)なってきました。
しかし賢者の石から最終話にすっとぶと、俳優の成長ぶりにびっくりします。
ハリー、あんな可愛かったのにケツアゴ化しちまって…
ロンも小さい頃可愛かったのに残念。
途中でずぶぬれになってハリー達が着替えるシーンがあったのですが、
ハリーとロンの腹のたるみが残念すぎました…。
顔はどうにもならんけど、体型はもうちょい努力できるだろうに。
ハーマイオニーは本当綺麗になったし、ネビルはかっこよくなったのになー。
しかもネビル、賢者の石で見た時は「こいつ一話だけで消えるチョイ役かな」と思ってたのが、
【最後の最後であんな良いとこ持ってく重要キャラになる】とは思いませんでした。
あー、ファンタジー読みたいな。本でもDVDでも、賢者の石から改めて見てみるかなぁ。
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![]() | 三銃士 [DVD] (2005/12/21) チャーリー・シーン、キーファー・サザーランド 他 商品詳細を見る |
<感想>アレクサンドラ・デュマの名作小説、5回目の映画化。
今回はダルタニアンにクリス・オドネル、アラミスにチャーリー・シーン、
アトスにキーファー・サザーランド、ポルトスにオリヴァー・プラットという、
デュマがそもそも記した設定の年齢に近い若手スターが集められている。
彼ら三銃士プラス1が、邪悪な枢機卿(ティム・カリー)の陰謀から国王を護るという、
おなじみの武勇伝を現代に通用する冒険活劇としてアレンジした努力は認められてもいいだろう。
スティーヴン・ヘレク監督の演出も、どちらかというとキャストの若々しさにあわせた
陽気なアクション主体のもので、剣戟シーンも爽快かつダイナミック。
群衆シーンなどがきっちりと捉えられているのもいい。(的田也寸志)
(amazon商品説明より)
友人の勧めでイケメン鑑賞。
しかし典型的なことに、白人の顔ってどれも同じにしか見えん。
白人さんのイケメンか否かってよくわからん。
三銃士。小学校の時に青い鳥文庫で挑戦したことがあったんですが、
ほいほい決闘を受ける主人公の尻軽さに苛々して超・序盤で放り出しました。
なるほど、こういう話だったのか。10年以上昔の挫折を今更取り返した気分です。
また文章で挑戦してみっかなー。
話は単純に熱血漢に進んでいくので観てて疲れません。
下手に複雑にするより楽ですねー。
しかしミレディってもっと悪女だと思ってました。
こう、もっと狡猾に良心なくどんどん騙し続けるものかと。
まぁダルタニアン誘惑してましたし、十分悪女なんでしょうけど。
現在放映中の三銃士ではミラ・ジョボヴィッチ演じるミレディが
派手なアクションで活躍する悪女になってるようですが、
私のイメージでは、ミレディは非力だけど姦計で誰より強く
動く悪女のイメージでした。ミレディは直接戦っちゃあ違うよ…
しかしこれ観たのって2カ月前です。
時間がたつとどんどん感想の質が落ちてきますね。
ま、いっか。
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![]() | ホッタラケの島 ~遥と魔法の鏡~ ファミリー・エディション [DVD] (2010/02/26) 綾瀬はるか、沢城みゆき 他 商品詳細を見る |
<感想>遥は、不在がちな父親と二人で暮らす16歳の高校生。
母親は、幼い頃亡くなっています。
父親とは、口げんかするほど、ギクシャクしていました。。
ある日、武蔵野の祖母を訪ねる途中、幼い頃よく遊んでいた神社で
小さなきつねテオを見つけます。
テオは、捨てられたおもちゃで運んでいました。
そのテオを追っていく遥は、森の中に・・・そして、不思議な水たまりを発見したのです。
その生暖かい水に手を入れた瞬間、不思議な世界「ホッタラケの世界」に
引き込まれてしまいます。
その世界は、人間たちがホッタラケにしたものでできた島でした。
そして、人間が入ってはいけない島でした。
そこで、幼い頃、お母さんから貰った手鏡を思い出し、探し始めてしまいます。
島の住民に、気づかれたらたいへんです。
しかし、遥の存在は、島の住民の男爵に、気づかれてしまうのです。
この島で遥は、母親の形見の手鏡を探すことができるでしょうか。
そして、この不思議な世界「ホッタラケの世界」から現実の世界に
戻ることができるでしょうか。
(非公式ファンサイトあらすじより)
主題歌スピッツにひかれて、脚本も乙一(※)ということで借りてみたのですが、
予想以上に良い話で泣けました。
※乙一名義でなく本名で出ているようです。
普通の女の子が不思議な世界に迷い込んで、たくさんの困難を乗り越えて目的を果たして、
無事元の世界に戻ってめでたしめでたし、というあらすじだけなら平凡なのですが、
盛り上がるポイントが随所にあって、その一つ一つがぐっときます。
コットン(ぬいぐるみ)と遥の再開もホロっと来たし、
テオと遥が仲良くなっていくのもほんわかしたし、
コットンが【ちぎられる】シーンは泣きそうになりましたし、
鏡の中の世界やラストのお別れは本当に泣きました。
私も年とって涙腺もろくなったんですかねぇ。
それともやはり監督や脚本家乙一の力量?
良い話で終わって、スタッフロールで明るくて前向きな曲調のスピッツがまた良い。
DVDレンタル5本で1000円のラスト1本として借りましたが、
思わぬ伏兵にやられた気分です。
ほしのこえ、雲のむこう約束の場所、告白、秒速5センチメートル、ホッタラケの島、
5本ともヒットでした。こんなに当たるのも珍しい。
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![]() | 秒速5センチメートル 通常版 [DVD] (2007/07/19) 水橋研二、近藤好美 他 商品詳細を見る |
<感想>※ネタバレ多し。反転もさせてません。まだ観てない方は注意!小学校の卒業と同時に離ればなれになった遠野貴樹と篠原明里。
二人だけの間に存在していた特別な想いをよそに、時だけが過ぎていった。
そんなある日、大雪の降るなか、ついに貴樹は明里に会いに行く……。
貴樹と明里の再会の日を描いた「桜花抄」、
その後の貴樹を別の人物の視点から描いた「コスモナウト」、
そして彼らの魂の彷徨(ほうこう)を切り取った表題作「秒速5センチメートル」。
3本の連作アニメーション作品。
(公式ページ「ストーリー」より)
短編連作、というジャンルですが三話とも一人の男(少年)を軸に進みます。
中学、高校、社会人、と時間が流れていって、こういう短編のつなげ方好きです。
「どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか。」
このキャッチもうまいこと内容を表してるなーと思います。
今作も微妙な気持ちや雰囲気がよく表現されてて良かったです。空も相変わらず綺麗でした。
一番好きな話は二話のコスモナウト。こういう片想いってありますよね、きっと。
切ない恋のはずなのに、いいなぁなんて思います。
「それでも私は明日も、明後日も、遠野くんのことが好きなのだろう」
というセリフが印象的でした。
しかし遠野くん、かっこよく成長しますね。
タカキ(遠野くん)とアカリはずっと連絡を取り合っているのかなと思ってたのですが、
コスモナウトの途中でタカキが打っていたメールはアカリには送っていないことがわかります。
第三話秒速5センチメートルでは、お互い相手の手紙を楽しみにしてるのに
途絶えてしまった様子も描かれます。
こういうのって、どちらからともわからず自然と途絶えてしまうんでしょうね。
遠距離恋愛は経験ないですが、遠距離友人で似たような覚えがあります。
「これからも連絡をとろう、また会おう」と会ったのが最後だったことになるわけですが、
ちゃんと別れらしく「さようなら」と言って別れられるのと、どちらが幸せなんでしょうか。
私だったら後者を選ぶかもしれません。
終盤、婚約者と幸せそうなアカリと寂しげなタカキのギャップが悲しいです。
リアルでありそうな話だからこそ切なさもひとしおでしたが、多少ご都合主義でも
ハッピーエンドが見たかったです。
まぁあの終わり方だからこその良さもあるんですけどねー。
しかし今作は音楽の合わせ方が光ってます。
第三話はセリフがほとんどなくて、主題歌のone more time, one more chanceと共に
色んなシーンが流れるのですが、これがまた曲とマッチした切ない場面ばかりで泣けます。
主題歌以外の曲もまた良いです。
新海作品は全作見ましたが、音楽は今作がピカイチだと思います。
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![]() | 告白 【DVD特別価格版】 [DVD] (2011/01/28) 松たか子、岡田将生 他 商品詳細を見る |
<感想>ある中学校、雑然とした教室。
終業式のホームルーム。1年B組、37人の13歳。
教壇に立つ担任・森口悠子が語りだす。
「私の娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、
娘は事故で死んだのではありません。
このクラスの生徒に殺されたのです」
一瞬、静寂に包まれる教室。
物語は「告白」から始まる。
(amazon内容紹介より)
気になってた問題作。
原作を読んで、この毒吐く…ではなく独白のみからなる話をどうやって
映像化するのかと思ってましたが、見事にやってくれましたね。
原作もそうでしたが、同じ場所・同じ時間に起きた出来事が、
視点を変えるだけで色が変わって見えるのがおもしろいです。
そしてこの黒々しくて救いの無いこと!
こういう黒くて病んでる話、結構好きだったりします。
おおむね原作のイメージ通りだったのですが、一点だけ違ってた箇所は、
学級の荒れ具合ですね。
原作では平凡な学級で、森口先生の告白も大人しく聞いているイメージでしたが、
映画では先生が話している間も騒いだりメール打ったりと、結構荒れてる学級でしたね。
先生の告白以前からいじめもあったみたいですし。
原作は何の変哲もないどこにでもある平凡なクラスが、先生の告白をきっかけにして、
どんどん異常な事態に陥っていくのがおもしろかったのですが。
まぁでも映像なら黙って聞いているだけよりもあっちの方がおもしろかったのかな。
監督がすごいなと一番思ったのはラスト。
原作は電話で終わっているので、その先は作り足したもののはずですが、
それが見事に湊かなえの世界観を引き継いでます。
湊かなえがもし電話の先まで書いていたらああなっていたんでしょうね。
最後だけでも良い話になるかと思いきや【なーんてね】が黒々していてゾクッとしました。
原作も好きですが、奇妙な盛り上がりも見せる映画版も良い。
ヤバい、この話好きです。
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