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基本的には読んだ本の感想・たまに映画やフリーゲームの感想、さらにたまには日々の雑記でも書いてます。そりゃあもう雑食に何でもやります。
 不連続殺人事件
2011年02月20日 (日) | 編集 |
不連続殺人事件 (角川文庫クラシックス さ 2-3)不連続殺人事件 (角川文庫クラシックス さ 2-3)
(1974/06)
坂口 安吾

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のーいめーじらしい。残念!

終戦後間もない、ある夏、詩人歌川一馬の招待で、山奥の豪邸に集まった、さまざまな男と女たち。
作家、弁護士、詩人、画家、劇作家、女優など、いずれ劣らぬ変人・奇人ぞろい。邸内に異常な愛と憎しみが交錯するうちに血は血を呼んで、世にも恐るべき、八つの殺人が生まれた。
<不連続殺人事件>――その裏に秘められた、悪魔の意図は何か?

(裏表紙あらすじより)



(※ネタばれ箇所は反転)

安吾の長編!
しかし安吾の作品は(全てではないですが)肉慾にまみれてますね。
今回の殺人事件の舞台の屋敷は本当に娼婦宿と化してます。あいたたた。


最初の十数ページは人物説明が多く、そして人間関係がややこしく、覚えるのが一苦労でしたが、読み進めながら「ああそういやここ夫婦(あるいは元夫婦)だっけか」と段々覚えてくるので意外とどうにかなりました。
最悪主要な親子・夫婦関係だけわかれば何とかなります。


起こる殺人事件には密室トリックなどの小細工は一切なく、屋敷にいた人間なら誰でも殺人可能な場合も多々。
動機や言動などから心理的証拠を探して犯人探しをします。
しかしそれぞれの殺人に考えられる動機は一貫性がなく、まさに「不連続」。
果たしてこれは単独犯なのか、共犯なのか、それとも別々の犯人による複数の犯罪なのか。
こんなのちゃんと納得させられる謎解きできるのか?と思ってラストまで読んだら、お見事でした。
確かに解答を示されたらすべて綺麗に筋が通るし、それ以外があり得ないぐらいに感じられます。
言われてみれば、あの場面のあの言動は確かにおかしかった!

まさにミステリーという作品でした。
昨今の時刻表トリックやら密室トリックやらに凝ろうとしてありきたりなもんになってる推理物にも見習ってほしいもんだ。


余談ですが、私は物語のかなり序盤で犯人予想は一馬でした。
招かれざる客の全てを知っている人物でなければいけないし、そもそも筆跡をそんなにうまく真似られるか?と思っての予想でしたが、【ハズレ】でしたね。
真相の気になる方は本編をどうぞ!


お気に召しましたらぽちっとどうぞ。
コメントも歓迎!



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