
2011年05月09日 (月) | 編集 |
![]() | 四畳半王国見聞録 (2011/01/28) 森見 登美彦 商品詳細を見る |
<感想>数式による恋人の存在証明に挑む阿呆。
桃色映像のモザイクを自由自在に操る阿呆。
心が凹むと空間まで凹ませる阿呆。
否!彼らを阿呆と呼ぶなかれ!
狭小な正方形に立て篭もる彼らの妄想は壮大な王国を築き上げ、やがて世界に通じる扉となり…。
徹底して純粋な阿呆たち。7つの宇宙規模的妄想が、京の都を跋扈する。
(「BOOK」データベースより)
森見さん最新刊!
四畳半を舞台に、何だか聞き覚えのある面々が、不思議だったり
よくわからなかったりすることを起こしたり巻き込まれていったりします。
「大日本凡人會」が一番わかりやすくてオチも好きだったかもしれません。
何だかカチカチ山を思い出しました。
能力的にもキャラクター的にも、何でも数学的に証明してしまう彼が一番好きです。
「四畳半王国開国史」ではおいしいところも持って行ってくれましたし。
しかし「グッド・バイ」や「建国史」「大日本凡人會」で、
独りでいい、理解されなくていい、と思う彼らに共感してしまう私はちょっと危ないでしょうか。
我ながら腐ってんなぁ。
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