
2011年05月28日 (土) | 編集 |
![]() | 空色勾玉 (トクマ・ノベルズ EDGE) (2005/09/21) 荻原 規子 商品詳細を見る |
<感想>輝の大御神の双子の御子と、闇の氏族とが烈しく争う戦乱の世に、
闇の巫女姫と生まれながら、光を愛する少女狭也。
輝の宮の神殿に縛められ、地底の女神の夢を見ていた、
〈剣の主〉稚羽矢との出会いが、狭也を不思議な運命へと導く…。
神々が地上を歩いていた古代の日本を舞台に、
絢爛豪華に織り上げられた、人気沸騰のファンタジー。
(著者/出版社からの内容紹介より)
古代日本を舞台にしたファンタジー。
アマテラスオオキミとかイザナギ・イザナギの神話を知ってるとより楽しめそうですが、
ちょっとしか知らない私でも十分楽しめました。
表紙イラストの通り、狭也と稚羽矢が惹かれ合っていくのですが、
あれ、こいつらいつの間にかそんな仲に?
この人しか頼れない、と、私が面倒見なきゃ、の関係だと思ってました。
確かに王道な展開ですけれども、それにしても科戸王は…報われないって気の毒ですね。
村娘だった狭也が月代王の目に止まって、宮に召されて、
そしてそれがやがて世界の命運を決める大きな流れになって…という壮大で王道な話でした。
ひねくれていない、小難しくない王道な話が読みたくなった時にいいですね。
複雑な話が好きな話が好きな人には向かないかもしれませんが。
ところで月代王を「サカヤキオウ」って読んでしまったの私だけですか?
さ、サカヤキ…。美しいけどサカヤキ…。
※サカヤキ…江戸時代の男性のちょんまげスタイルのために頭頂部を剃った髪型。
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