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基本的には読んだ本の感想・たまに映画やフリーゲームの感想、さらにたまには日々の雑記でも書いてます。そりゃあもう雑食に何でもやります。
 吉原十二月
2011年07月10日 (日) | 編集 |
吉原十二月吉原十二月
(2011/01)
松井 今朝子

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容貌も気性もまるきり違うふたりの妓。妓楼を二分する激しい嫉妬とつば競り合いの先に女の幸せはあるのか?
欲望を喰らい、花魁となる。
(「BOOK」データベースより)

<感想>
時代は老中田沼意次の頃。賄賂政治とは言われたけれども華やかだった時代。
二人の花魁、小夜衣と胡蝶が禿(かむろ)から新造(しんぞ)を経て花魁となり、
年季を終えるまでを描いたお話。
※禿…遊郭で務める幼女。十二、三歳くらいまで?一人の花魁の元で修行する。
 新造…遊郭で務める少女。十五、六歳くらいまで?
     一人の花魁の元について、宴会の席で酌をしたりする。床の務めはしない。

二人の花魁はまるきり性格が違っていて、小夜衣は何を考えているか分からない、
妖艶な雰囲気がまさに花魁、といった雰囲気で、したたかなところが格好いい。
胡蝶は感情の起伏が激しくて、感情的で面倒くさい女、といった印象でした。
私の好みの問題ですが。

同じ遊郭の一、二を争う花魁であり、良きライバルとして火花を散らせる二人ですが、
時には幼馴染としての友情が見えることもあり、良い関係だなと思わせます。
十二のエピソードは一つ一つが面白くて、一気に読めます。

年季を終えた二人の結末も意外で面白いです。
小夜衣は、したたかで強い小夜衣らしい行く末だなと思いましたが、
胡蝶が意外すぎてびっくりしました。
言われてみればそんな伏線張ってありましたけれども、
いやはや驚きながら良い結末でした。


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