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基本的には読んだ本の感想・たまに映画やフリーゲームの感想、さらにたまには日々の雑記でも書いてます。そりゃあもう雑食に何でもやります。
 ディア・ドクター
2011年02月07日 (月) | 編集 |
DVDですが、元は映画なので映画の分類で。
ディア・ドクター [DVD]ディア・ドクター [DVD]
(2010/01/08)
笑福亭鶴瓶、瑛太 他

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<ストーリー>
山あいの小さな村。唯一の医師として人々から慕われていたひとりの医師が失踪した。
警察がやってきて捜査が始まるが、驚いたことに村人は、自分たちが唯一の医者として慕ってきたその男について、はっきりした素性を何一つ知らなかった。
やがて経歴はおろか出身地さえ曖昧なその医師、伊野の不可解な行動が浮かびあがってくる――。

遡ること二か月。
東京の医大を卒業した相馬は、研修医としてその村に赴任してきた。コンビニ一つなく、住民の半分は高齢者という過疎の地。そこで相馬は、伊野という腰の据わった勤務医と出会う。
日々の診察、薬の処方からボランティアの訪問健康診断まで。
村でただ一人の医者として、彼はすべてを一手に引き受けていた。
診療所に住み込み、急患が出れば真夜中でも飛んでくる伊野のことを、村人は「神さま仏さま」よりも頼りにしている。
僻地の厳しい現実に最初は戸惑っていた相馬も、村中から親しげに「先生」と呼びかけられる伊野の献身的な働きぶりに共感を覚えるようになっていく。

ある日、かづ子という一人暮らしの未亡人が倒れた。
彼女は、自分の体がもう大分良くないことに気づいている。
「先生、一緒に嘘、ついてくださいよ」。
やがて伊野がかづ子の嘘を引き受けたとき、伊野自身がひた隠しにしてきたある嘘も浮かび上がってくる。
ずっと言うことができずにいた一つの嘘が――。

(amazon 内容紹介より)



原作の「きのうの神様」の方を先に読んでいたのですが、原作というよりは本編(映画)で語られなかったエピソード、という印象です。
瑛太の生意気な若者ぶりがうまい!伊野先生(笑福亭鶴瓶)と相馬(瑛太)のやりとりが良かった。

村人たちと伊野先生の関わりが温かいのですが、先生失踪後の現在のシーンと交互になることで、どこか暗い影があります。
こんなに皆から慕われてうまくやっているのに、何で失踪しちゃうの?先生は一体何者だったの?と見ながら先が気になる。

それぞれの感情の機微が丁寧に描かれてて、結末も含めて好きです。
ただ先生の素性が知れた後、周囲の人々が手の平返して評価を一変させたのだけが痛々しいし寂しかったですけれども。
そこで「いやあの先生は偽物でも立派な人だった」って言わせて良い話にすることも出来たんだろうけど、そうしなかったのはやっぱり監督の意図あってなんでしょうね。
あのシーンだけが寂しいと思ったけれども、でもあそこで良い話にしたらこんなに印象に残らなったし深く考えなかっただろうなという気もします。
私の読解力では監督の意図は完全には読み取れないけど、この話はこれでいいのかなと思います。


他の人の感想も検索してみると、先生が失踪した理由についても色んな説があるようですね。
「立派な先生」のまま消えたかった、このままじゃいけないと思い道を正したかった、色々あるようですが、私は耐えられなくなったからじゃないかなと思います。
緊張性気胸(肺に穴あけた奴です)でもエレベーターに乗って消えようか、というシーンがありましたよね。
かづ子さんの胃がんだけじゃなくて、前々から消えたいという思いはあったんじゃないかなと思います。
自分は医者ではない無力さ、無力なのに頼られ必要とされる重圧。無免許だったためにそれが普通の医者より重かったんじゃないかなと。
かづ子さんの娘さん(りつ子)が1年近く帰ってこれなくなる。自分の判断のために親の死に目にあわせられない。
それが引き金になったんでしょうか。

まぁ、こういう推測の話は答えが無い方がいいのでしょう。
結論はそれぞれの中にって奴ですね。


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コメント
この記事へのコメント
こんばんわ。
足跡から来ました^^
僕もディアドクター見たいです!西川美和監督は
前作の「ゆれる」もこっちに投げかけて終わりましたね。
僕は結末を委ねられる作品が好きで、ディアドクターも
これで期待UPです!
2011/02/07(月) 22:56:35 | URL | スメ #-[ 編集]
こんにちは。
コメントありがとうございます。
「ゆれる」もご覧になっているのですね。
私は前作は観ていないので「ゆれる」も観てみようと思います!
はっきりとした解答が作中に示されない形のお話なので、きっとスメさんも気に入られると思います^^
2011/02/08(火) 10:25:19 | URL | 香乃 #-[ 編集]
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